路地の外側と、家の内側
門、壁、曲がり角が、地域で共有される空間から家族の私的な暮らしへと段階的な境界をつくります。
路地の外側と、家の内側
胡同(フートン)は路地だけでなく、その周りに広がる生活の単位を指すことがあります。四合院は、そうした路地から奥へ入ったところにある中庭式の住まいです。外の道と内の家を別々に見るより、人の出入り、近隣との距離、日々の暮らしをひと続きに捉えると、北京の町の構造が見えてきます。

門、壁、曲がり角が、地域で共有される空間から家族の私的な暮らしへと段階的な境界をつくります。
湖や歴史的な通りには多くの人が訪れますが、周辺の胡同は今も住民が働き、帰宅し、近所同士で言葉を交わす場所です。
建築の細部と、家族が実際に見てきた地域の変化を結びつけられます。家族の記憶は、地域全体を代表する歴史ではなく、ひとつの経験として伝えます。
経路は天候、移動の要望、その日の地域状況に合わせます。撮影では住民、玄関、私的な会話に配慮します。